鮎は、川の中の石苔を食すため、火成岩より、水成岩(堆積岩)
地帯の川の鮎のほうが美味だとされています。
安心院に生まれた天下の美食人・木下謙次郎氏の名著
「美味求真」(大正十四年発刊)の中で、長良川の鮎よりも
隈裏(当店裏の川)の鮎が日本一だと記述してあります。
鮎、香魚、細鱗魚、年魚、銀口魚などは「あゆ」の呼び名ですが、
日田の鮎は銀口ではなく金口です。
昔は、川も急流で肩のところに脂肪が溜まり、
怒り肩に盛り上がり、口は金色になりました。
そして、ダムが出来る前には600グラムを越える鮎も捕れました。