鮎は、川の中の石苔を食すため、火成岩より、水成岩(堆積岩)
地帯の川の鮎のほうが美味だとされています。
安心院に生まれた天下の美食人・木下謙次郎氏の名著
「美味求真」(大正十四年発刊)の中で、長良川の鮎よりも
隈裏(当店裏の川)の鮎が日本一だと記述してあります。

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鮎、香魚、細鱗魚、年魚、銀口魚などは「あゆ」の呼び名ですが、
日田の鮎は銀口ではなく金口です。
昔は、川も急流で肩のところに脂肪が溜まり、
怒り肩に盛り上がり、口は金色になりました。
そして、ダムが出来る前には600グラムを越える鮎も捕れました。

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昭和のはじめ頃より始まった鮎の人工養殖は、
1960年代には起動に乗り、今日では一般に食されていますが、
鮎本来の味と香りは、似て非なるもので天然鮎には遠く及ぶ
ものではありません。

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鮎のシーズンは、初夏を告げる風物詩、友釣りの解禁である
5月20日より始まり、8月のお盆過ぎには、「尺鮎」と呼ばれる
尺(約30.3㎝)をも超える大きな鮎、9月中旬には“まこ”を腹に
抱えた「落ち鮎」と、数ヶ月に渡り様々な鮎を楽しめます。